弥生販売を離れた支店から入力する方法

先日弥生販売を離れた支店から入力したいとご相談をいただきました。 本社のネットワークに支店のWindowsPCからVPNで接続して本社にあるPCをリモートデスクトップでコントロールして弥生を入力する方法を採用しました。

本社にある弥生販売を支店から入力するときの方法。 弥生販売のホームページには 弥生販売は3台からはネットワーク対応バージョンしかありません。
ということは3台版を購入すると本社には1台の弥生用のサーバー Windows2008ServerとクライアントPC3台の合計4台のコンピューターが必要になります。
外部から接続する場合は何通りか方法が考えられます。
1つ目は本社と支社をVPNで接続して、支社のクライアントPCから本社の弥生サーバーにアクセスして入力する方法です。 この方法の良いところは本社と支社が1つのネットワークで繋がるため遠隔地で入力している意識なしで入力できるところです。
欠点はVPN接続がインターネット回線を利用する場合不安定なことです。 コストを安くするために速度と接続が不安定で万が一利用中に切断されると弥生のデータベース自体が破損してしまう可能性があります。

もう1つは本社にある弥生のクライアントにリモートデスクトップで接続して入力する方法です。 弥生のWEBサイトでは Citrix XenAppのターミナルサーバーやWindows2008Serverのターミナルサーバーを利用とありますが、
ようは外部から社内のクライアントPCをリモート接続すれば問題ないはずです。 リモート接続で入力するわけですから、本社、支社の接続が万が一切断されても関係ありません。

支店からの入力が少ない場合はこれで対処できるでしょう。

リモートデスクトップとは1台のPCを離れた場所から操作することです。Windows7には装備されていますが、バージョンによってできないこともあるようです。
Professional以上ではリモートで接続することもされることもできます。
HomePremiumに接続することはできません。

同一ネットワーク内ではユーザー設定とコンピュータ名を設定することで容易に接続することができますが、社外から接続するにはルーターやネットワークの設定をする必要があります。

◆インターネット経由でのリモートデスクトップへの接続方法
1.リモートされるPC でリモート接続を許可する設定を行います。

2.リモートされるPC のローカルIP アドレスを固定し、ルーターのDHCP サーバーから
自動的に割り振られないようにします。

3.ルーターの管理画面に接続して、ポート3389 にアクセスがあった場合に
リモートされるPC のローカルIP アドレスにアクセスするように設定を行います。
(ポート3389はリモートデスクトップと知られているので、セキュリティ上ポート番号は変更しておく方が良いでしょう。)

4.グローバルIP アドレスを確認して、クライアントPC から
グローバルIP アドレスにポート番号を指定してリモートデスクトップ接続を試みます。
*この時グローバルIPは固定しておくかDDNSでホストを指定できるようにする必要があります。

 ★ポートを開けておくのはセキュリティ上心配という方はVPNを設定する方が良いでしょう。
その場合はVPNサーバーのルーター機能を利用して、ルーター同士をVPNで拠点同士のネットワークを接続するか、VPNサーバーにWindowsPCからPPTPで直接接続すると良いでしょう。
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