お客様の会社でファイルサーバーにしているLinkstation(LS-V2.0TLJ)が故障しました。
症状は中のハードディスクからカチャカチャ音がなっていてアクセスできない状態でした。
また前の赤いランプが点滅しています。 これらの製品は赤いランプの点滅回数で故障の状態が分かります。
7回点滅していたのですが、検索しても分かりませんでした。 異音の状態から内部のハードディスクの故障が疑わしいです。
導入して1年と少し経ちますので保証は受けれません。 メーカーのBuffaloに問い合わせてみると“ハードディスクは消耗品です。 修理するより新品を購入した方が安い” とのことでした。
保守契約のお客様でしたので故障したLinkstationの代替え機にバックアップしたデータを復旧させました。
バックアップはUSB接続したハードディスクに毎日夜中にバックアップを取っていました。 2000GBのLinkstationですが使用量は15GBほどでしたので書き戻すのに数十分で済みました。
これが100GBほど使っている場合でしたらおそらく数時間かかるのではないでしょうか? こういった場合には同じLinkstationを2台稼働させて1台が故障しても業務に支障をきたさないようにすることもあります。
故障したLinkstation(内部のハードディスクから異音がしPCに接続してもアクセスできない状態です)
ハードディスクが2台入ってRAID1のミラーリングが可能なタイプに交換しました。
このLinkstationは ハードディスクと冷却FAN、メイン基盤という部品に分かれています。
良く故障するのはハードディスク、冷却FAN、そして埃が内部に積り温度が高くなって止まることもあります。
今回のようにハードディスクが故障した場合はRAID1に設定しておいたらハードディスクの交換のみで対応できます。FANの故障も予備部品に交換することが出来ます。
メインの基盤は修理できないのでメーカーの修理か買い替えになります。
結構故障しやすい機器であること、特に電源の入った状態での移動は故障につながりますので注意が必要です。
中には大切なデータが入っているので故障すると復旧が出来ない場合があるのでバックアップをしておくことをお勧めします。